皮膚の構造について

角質細胞はどのような仕組みになっているのか?

角層の構造を理解するためには、レンガとセメントをイメージすると、わかりやすいかもしれません。角質細胞がレンガで、脂質がレンガの隙間を埋めているセメントになります。このときの脂質は、細胞間脂質と呼ばれることもありますので、ここでは、細胞間脂質として説明していきます。

細胞間脂質というのは、コレステロール、セラミド、遊離脂肪酸の3つからなる混合物で、高いバリア機能を果たすための必要条件は、この3つが特定の比率で、規則正しくならんでいるということです。

セラミドというのは、細胞間脂質の50%を占める主成分で、セメントのように角層の角質細胞同士の間に空いた隙間を埋めていきます。それにより、水分を逃がさないという性質を持っています。

つまり、肌を保湿して、しっとりとした潤いを保つためには、このセラミドが流れてしまわないように、しっかりとケアする必要があるということになります。詳しくはセラミドを保つ方法で説明していますので、よかったら参考にされてください。

皮脂膜とは何なのか?
皮脂膜というは、簡単に一言で説明すると、皮脂と汗が混ざって、膜のようになっているものことです。肌を滑らかにしたり、水分が蒸発するのを防ぐ役割を果たしてくれます。自分の体が自然に作り出してくれるクリームのようなものなのですが、実は、この天然のクリームとも呼べるものを作っているは、皮膚に存在している皮膚常駐菌と呼ばれる菌なのです。

では、この天然のクリームである皮脂膜は、どのようにしてできるのかというと、まず、善玉菌と呼ばれている表皮ブドウ球菌が、皮脂や汗を分解して、弱酸性の脂肪酸を作り出します。そうしてできた脂肪酸が、皮脂や汗と混じり合うことで乳化して、皮膚膜となります。

この皮脂膜で、肌が覆われると、弱酸性を保つことができ、雑菌や病原菌の繁殖を防ぐことができるので、いかにして肌を皮脂膜で覆うかということも、重要となります。

ただし、ニキビで悩んでいる方の多くは、1日に何度も洗顔をしてしまうことで、この皮脂膜をなくしてしまっています。そうなると、肌はアルカリ性寄りになるので、病原菌や悪玉菌が繁殖しやすくなり、結果的にニキビをはじめとした、肌のトラブルが起こりやすい肌の状態になってしまいます。ニキビに効果的な洗顔方法でもご説明している通り、洗顔のやり過ぎは、よくありませんので、お気をつけください。

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