皮膚の構造について

ニキビを改善するために皮膚の角層について理解しよう

肌の一番浅い部分にある角層は、健康な状態の肌だったら、12から20層の角質細胞があり、約28日かけて細胞が生まれ変わります。このように細胞が生まれ変わることを、ターンオーバーと言います。

ただし、ターンオーバーが起こる周期は、紫外線のダメージや、加齢により、30日から40日と長くなっていくことがわかっています。

このターンオーバーが遅れれば遅れるほど、ニキビの原因にもつながっていきます。理由は、細胞が生まれるのが、遅くなってしまうので、古くなった角質細胞が溜まりやすくなり、多くても20層ほどの角質細胞が、30層にも40層にも重なってしまいます。それにより、化粧品に配合されている有効成分の浸透を妨げ、角層細胞が厚くなることで異常角化が起こりやすくなるからです。

ターンオーバーが正常になれば、細胞は、規則正しく生まれ変わるため、角質細胞同士が綺麗に並ぶことで、キメが整いますので、透明感のある、美しくて輝かしい肌を手に入れることができるのです。

だからこそ、化粧などでごまかすのではなく、ターンオーバーを正常に戻すように、日頃から心がけて、根本的な改善に取り組むことが、結果的に、ニキビを改善することに繋がっていくということになります。

角層はどうやってできるのか?
まずは、ケラチノサイトという表皮細胞が、基底層で細胞分裂を起こし、平たく形を変えながら、表皮表面に向かってどんどん押し上げられていきます。そして、表皮表面が近くなると、ケラチノサイトの内側に、ラメラ顆粒(かりゅう)と呼ばれている油分たっぷりの脂質が詰まった小さな袋のようなものがつくられます。

そして、役目を終えたケラチノサイトは、核を捨てて死滅していきます。死滅するまでの期間は、細胞分裂が起こってから、約14日で、死滅した細胞が角質細胞となります。

細胞が死んだあとは、そのまま硬くて平たい状態になるのですが、その時に、ラメラ顆粒(かりゅう)の中にある脂質は、外に押し出されて、細胞と細胞の間に広がって、層状構造を作り出します。

これが、水を通さない、バリア機能を持った角質細胞となります。この角質細胞は、約14日ほどで、フケや垢となって自然と剥がれ落ちていきます。

人間は、火傷で皮膚の3分の1を失うと死んでしまうと言われています。これは、この角質を失うと、体液の流出が止まらなくなってしまうからです。角層の厚さは、わずか0.02mほどと、非常に薄いのですが、プラスチックなみの水の通しにくさを持っているので、体の中から水分が流出するのを、防いでくれています。さらに、このバリア機能は、外部からの細菌の侵入も防いでくれるので、物理的にもなくてはならない機能となります。

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